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音楽の基準ピッチ「A=440Hz」が世界で争っている!?

音楽【ネタ】 この記事は約 5 分で読めます。 201 Views

国際的に決められた「基準ピッチ」とは

音楽関係者以外の人にはあまりしられていない国際的に決められている「基準ピッチ」「A = 440Hz」 オーケストラなどの舞台裏ではその国際的に決められた音の取り決めを無視する「基準ピッチ競争」なる現象が発生しています。「A = 440Hz」についてまとめました。

 

五線譜はラの音、英語読みで「A」これが「440Hz」となる。

Hz(ヘルツ)という単位は、音波の1秒間の振動数を表します。

440Hzということは1秒間に440回の振動があるということです。

国際基準ピッチ「A=440Hz」となっています。

馴染みのある音で NHKの時報をお聞きになられましたか?440Hzの音が3回鳴り最後に880Hz(440Hzより1オクターブ高い音)が鳴ります。「ピッピッピ、ポーン」の基準ピッチこそがA=440Hzになります。

ギターやベース、よくチューニングをしているのを拝見したことがあると思いますが、それはこの国際基準の「A=440Hz」に合わせてチューニングをしているのです。

いま世界は国際基準のピッチの無視、ピッチの‘‘インフレ”

 オーケストラの基準ピッチがどんどん高くなっている。

鍵盤の49番目「ラ」440Hzは、国際基準で定められていますが、実際の演奏会では必ずしもルールが守られているとは言えない状況なんです。

それぞれの国やオーケストラ、または時代によってこの49番目の「ラ」(a)の周波数は異なるようです。

日本では442Hzで行われることが多く、カラヤン時代のベルリン・フィルでは446Hz、ウィーン・フィルでは443Hz、アメリカやイギリスでは440Hz等、高いと緊張感がでるといわれています、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団では A = 444〜445 Hzが基準とされており、他と比べても高くなっています。

法的拘束力のない国際標準ピッチ(ユニバーサルピッチ)それよりもより高めに調律しようとするインフレ現象が起こり混乱を招いています。基準ピッチがどんどん高くなると楽器が対応できない場面も出てきます。「そろそろやめよう」もむなしく、今でも高い基準ピッチに終止符が打たれたという話は聞きません。

近年、日本でも基準ピッチが442Hzでピアノが調律されているホールが増えているようです、日本では戦後の1948年に基準ピッチをA=440Hzと定めましたが、近年はA=442Hzでチューニングすることが殆どになっています。

音楽に基準ピッチは必要か

昔は定まっていない基準ピッチ、

17世紀の段階では、A=370-560Hzという幅広いものだった が、少しずつA=420Hzに近づいて行った。1全音以上の違いがあったそうです。

バッハの時代、17世紀から18世紀にかけてのバロック音楽の時代は、基準ピッチはA=415Hz程度。これは今の基準ピッチからは半音も低い音高になります。基準ピッチというものは19世紀にはまだ設定されていなかった。ヘンデルの音叉はA=422.5Hzだった。ベートーヴェンが亡くなった時、ピッチはA= 433Hzまで上がっていたそうです。

歴史的にはバロック時代のバロックピッチ(A=415Hz)、モーツァルトの時代のモーツァルトピッチ(A=421.6Hz)、ヴェートーヴェン時代の古典派ピッチ(A=430Hz)などが知られています。バロック音楽時代は今よりも半音低いピッチで演奏されていたようです。日本では1948年にA = 440 Hzを導入する以前はA = 435 Hzを標準としていた。現在の日本ではオーケストラや演奏会用のピアノはA = 442~443 Hz、学校教育や家庭用のピアノはA = 440 Hzが一般的となっている。

昔と今、なぜピッチが高くなる?

「基準ピッチ」に囚われる事なく、本来あるべき姿なのかもしれません、時代や楽器の特色により「基準ピッチ」が様々なのも音楽の素晴らしい裏付けなのでしょう。

バイオリンなどは442Hzなどの高めのピッチのほうが響きが良い場合が多く、ソロをとる楽器を他より少しだけ高めにチューニングする、なんてこともあるみたいです。

ポップス界は440Hzが常識にあるようで、それ以外は論外に扱われるくらい「当たり前」化しています。

最近は “人間や宇宙にとって最も自然な音” だとして国際標準ピッチよりも低い432Hzを基準ピッチとするチューニングもヨーロッパのスピリチュアル音楽を中心に流行を見せています。

楽器というのは不完全で、完璧にピッチを保てるかというと不可能で、時間が経てばピッチもズレていく、自然の原理のまま人々に届きます、この「国際基準ピッチ」があるからこそ、また何かが生まれ教えられ、結局は音楽は‘‘今”という瞬間を一番に感じ素晴らしい一瞬を常に歩んでいるのだと日々思い起こされています。

 

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